製造販売元が提供する「純正品」の代用品として、サードパーティが販売している互換性を持った製品のことです。
純正品に比べて信頼性や品質保証の点で劣りますが、以下の理由により価格の点で優位な点が特徴です。

・純正品より製品の価格が低価格
・純正品よりもサポート費用が低価格

IT関連機器はパーツ単位での販売されている製品が多いことや、特定業界に特化した製品に比べ、製品自体の需要が多いことから多くの互換品が流通しているため、互換品を使用するという選択も各種費用を抑えるために有力な選択肢となります。

互換品に関する問題の大半は、導入当初の相性問題であり、動作安定後のトラブルが少ないことも特徴です。
製品価格が純正品に比べて安い。

サポート費用が純正品に比べて安い。
製品の信頼性や品質保証において不利。

メーカー製品ハードウェア保守(※)が受けられなくなる。
※複数パーツを組み合わせた製品に対する動作不良の原因調査や修理を目的としたサポート。
(通常パーツの保守と異なる有償サポート)
以下の条件を満たすパーツが、互換品の選択が推奨されるパーツです。
詳しくは個別パーツで説明します。

1.対象パーツの純正品/互換品価格差が大きい

サーバー等のパーツで単価が高い、パソコン等のパーツで数量が多い等、純正品と互換品の価格が大きく異なるケースです。
純正品と互換品が近い価格であれば、純正品を選択した方が有利です。

2.互換品のデメリットが小さい状況

以下の条件を1つでも満たせば、互換品のデメリットが小さくなります。

・相性問題が発生にしにくいパーツを対象としている
・トラブル発生時に一次切り分けができる体制がある
・そもそもメーカーのハードウェア保守に加入するつもりがない